【8月15日(木)-18日(日)開催・山小屋泊3泊4日】

薬師岳~五色ヶ原~立山縦走

コースの概要

氷河が作り出す地形のひとつに「カール」と呼ばれるものがあります。

日本語では「圏谷(けんこく)」と書きます。


山を巨大なスプーンでえぐりとったような形をしていて、氷の河が流れ地面を削った痕跡です。

 

かつては現在よりも広く氷河が存在したこの北アルプスの地に、素晴らしいカールを持った山があるのをご存じでしょうか?


富山の誇る名峰「薬師岳」です。

現在は3つのカールがリズムの良く並び、「薬師岳の圏谷群」として国の特別天然記念物にもなっています。

 

そしてもうひとつ、かつて戦国の猛将・佐々成政が徳川家康に会うために厳しい冬に越えたと言われる「沙羅沙羅峠」今は「ザラ峠」と呼ばれる峠があります。

にわかに信じがたい400年以上前のミステリー的峠越え。


そんな歴史ロマンの舞台のすぐそばに別天地「五色ヶ原」があります。

 

その山上の地は、日本の大衆登山黎明期の登山家・田部重治に

「のびのびした高原、咲き乱れた高山植物、残雪が流れてやがて形造る渓流などは、仔細に味えば、十日間見ても尽きることはなかろう」

と言わしめています。

 

そして最後は「立山」。

古くから山岳信仰の対象として崇められ、富士山、白山とともに日本三霊山にも数えられています。

今なお流れ続ける氷河を有し、カール地形も存在する豪雪の地には夏でも残雪が煌めき、長い登山の終わり彩ってくれます。

 

そうした見どころの多い4日間の大縦走をぜひ素晴らしい夏の思い出に。

日にち

2024年8月15日(木)-18日(日)

山行形態

山小屋泊 3泊4日

ガイド料金

61,000円

※料金に関しては必ず こちら をご確認下さい。

定員

4名

集合

8/15(木) 折立 11:25

解散

8/18(日) 室堂 14:00頃

※お時間は進行状況によって前後する可能性があります。

参加条件

・1日に7時間ほど歩く登山の経験があること

・山小屋に宿泊し1泊2日以上の登山の経験があること

・以下に記載する「持ち物」を揃えられること

お申込み締め切り

8月14日(水)18:00

持ち物

以下の装備表と補足をご確認下さい。

 

ダウンロード
無積雪期標準装備表ver.1.1.pdf
PDFファイル 100.6 KB

装備に関しての不明点はお問合せフォームからお気軽にご質問下さい。

スケジュール(行動時間には休憩も含む)

歩行ペース、天候その他の理由で行程の変更や遅れが生じる場合があります。

day1

折立…三角点…五光岩ベンチ…太郎平小屋(泊)

行動時間 約5時間

day2

太郎平小屋…薬師岳…北薬師岳…スゴ乗越小屋(泊)

行動時間 約8時間

day3

スゴ乗越小屋…越中沢岳…鳶山…五色ヶ原山荘(泊)

行動時間 約8時間30分

day4

五色ヶ原山荘…ザラ峠…獅子岳…鬼岳…浄土山…立山室堂

行動時間 8時間

お知らせ

・登山届けの提出は、山小屋の予約はガイドが行います。

・集合場所までの交通機関のご予約、同様に解散後のお帰りの交通機関のご予約等はご自身で行って下さい。

・有峰口駅前から折立までのバス(有峰線0011便)は事前予約制となっております。乗車の一ヶ月前から予約、購入が可能ですのでお早めにご予約下さい。

【こちらから購入可能(発車オーライネットのページに移動します)】

※必ず8/15(木)発の有峰線の0011便をお選び下さい。

・参加に際して不安な点や不明な点などはお問合せフォームからご質問お願いします。

・開催当日に歩行が困難な悪天候が予想される場合は、初日前日の17時頃を目処に最終判断をして中止のお知らせをさせていただきます。

その場合キャンセル料は発生致しません。


参考リンク

山小屋の宿泊料や交通機関の時刻・運賃はこちらからご確認下さい。

富山地方鉄道(夏山バスのご案内)

太郎平小屋

スゴ乗越小屋

五色ヶ原山荘

立山黒部アルペンルート

参考移動経路

下記の経路はあくまでも参考です。必ず各々の居住地やご都合に合わせた最新の情報をご自身でお調べ下さい。

【往路】

東京6:16 = JR新幹線かがやき501号 = 8:23富山

電鉄富山9:23 = 富山地方鉄道本線・立山行 = 10:14有峰口

有峰口駅前10:30 = 富山地方鉄道・富山-有峰線 = 11:25折立

【復路】

室堂15:40 = 立山黒部アルペンルート = 16:47立山駅

立山16:59 = 富山地方鉄道特急立山4号・電鉄富山行 = 17:54電鉄富山

富山18:17 = JR新幹線かがやき514号 = 20:23東京