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冬の高ボッチ山

冬の高ボッチ山

夜明け前・穂高と満月
夜明け前・穂高と満月

西穂山荘でテント泊のつもりが、冬型が強まってどうも天気がよろしくない…。

ならばこっちはどうだろう?と、塩尻のお山・高ボッチ山でテント泊。


day1

ブリーズベイリゾート塩尻かたおか
ブリーズベイリゾート塩尻かたおか

登山口は「ブリーズベイリゾート塩尻かたおか」。

元々は「アスティかたおか」という名前だったみたい。

2020年の3月から休業中とのこと。

兎の足跡
兎の足跡

あっちこっちに兎が跳ね回った跡。

狸の足跡
狸の足跡

人間よりも動物のトレース多し。

樹林帯
樹林帯

雪の樹林帯を登っていきます。

何気に700m弱の標高差があります。

雪原に出る
雪原に出る

樹林が切れました!ちょっと雲多い!

青空と雪原
青空と雪原

と思いきや!陽射し!それはそれでキツイ。

彩雲
彩雲

今日も彩雲がお目見え。

諏訪湖
諏訪湖

登ってきた側の逆側(東側)が見えました。遥か遠くの富士山は見えるけど、八ヶ岳(左側)は雲の中。

諏訪湖は凍っています。

今日の寝床
今日の寝床

勾配が緩くなってからが意外に長かった。

ところどころ膝上ラッセルしながらテント設営適地に到着。

 

ここ(夏場のオートサイトエリア)にテントを張ります。

 

西風をもろに受けそうな場所ですが、今日明日は天候的に問題ないだろうと予想して景色重視で決めました。

今日の家
今日の家

設営完了!


day2

朝の北アルプス
朝の北アルプス

どうやら昨晩は-16℃ほどまで下がったみたい。

松本平の夜景も凄かったけど写真はありません。

 

そんなさむーい夜を過ごして翌朝。

この日はちょうど満月でした。

 

昨日はよく見えなかった北アルプスの山々がずらり。

夜明け前
夜明け前

さぁいい時間ですね。寒いですけど山頂へ向かいましょう。

テントと鉢伏山
テントと鉢伏山

テントを出ると正面にはこちらも昨日は雲がかかっていた鉢伏山。

ビーナスベルトと地球影・穂高
ビーナスベルトと地球影・穂高

テントを出て少し歩くと…

 

ビーナスベルトと地球影!雪を纏った穂高に満月。すごい。

ビーナスベルトと地球影・鹿島槍ヶ岳
ビーナスベルトと地球影・鹿島槍ヶ岳

ビーナスベルトの淡く柔らかい色と地球影の間にふわりとベールがかかったような後立山連峰。

薄いピンクの鹿島槍ヶ岳が目を引きます。

山頂への道
山頂への道

さて、日の出の時間と向こう側の景色も気になる。

いざ山頂へ。

振り返ると穂高
振り返ると穂高

と思っても振り返ってしまう…。

モルゲンロートで北アルプスが染まりはじめました。

八ヶ岳連峰
八ヶ岳連峰

山頂到着!

青とオレンジのグラデーションを背景に見事な八ヶ岳が現れる。

富士と諏訪湖と南アルプス
富士と諏訪湖と南アルプス

少し首を振れば遠くに富士山、眼下には全面凍結した諏訪湖。

そして無限に続くかのようなスカイラインを南に向けて引くのは南アルプスの山々。

モルゲンロート
モルゲンロート

山頂から再びモルゲンロートの穂高。

どんなに素晴らしい色も一瞬で変わってしまう。

モルゲンロート・乗鞍岳
モルゲンロート・乗鞍岳

日の出までもう少し時間がありそうなので、いろんな方向をズーム。

 

ひときわ白い乗鞍岳。

モルゲンロート・御嶽山
モルゲンロート・御嶽山

こちらは孤高の名峰・御嶽山。かっこよすぎ。

中央アルプス
中央アルプス

こちらは中央アルプス。でかい山塊だなぁ。

 

だんだん空がピンクからオレンジに色が変わってきました。

富士山
富士山

で、富士山!!

どこみてもこの景色…高ボッチすごいな。

 

そしてやっぱり山の景色はこの時間が最高かも知れない。

 

さぁそろそろ…

御来光
御来光

出ました!御来光です。

染まる高ボッチ
染まる高ボッチ

山頂のシュカブラも朱く染まります。

朱に染まる
朱に染まる

ものの数秒で世界が染まりました。一日のはじまりです。

朝を迎えた高ボッチ山
朝を迎えた高ボッチ山

もう一回富士山の方を見てみる。

絶景とはこのこと。

 

風もなく穏やかな素晴らしい時間です。

八ヶ岳からの日の出
八ヶ岳からの日の出

色の質が刻一刻と変わります。

 

八ヶ岳もかっこいいなー。

北アルプス・起床
北アルプス・起床

すっかり日が昇り、だいぶ山の色味が変わりました。

北アルプスもお目覚めです。それにしても長ーい山脈。

 

本当に素晴らしい時間でした、ではテントに戻ります。

テント跡地と鉢伏山
テント跡地と鉢伏山

テント撤収。

今回は風もほとんどなく楽に設営と撤収ができました。

 

空が青い!

北信の山々
北信の山々

少し雲がかかっているものの、北信の山々もよく見えました。

中央より右の方、少し霞んでいるのが妙高山。

夏は牧場
夏は牧場

山頂部分はほんとにだだっ広い大雪原。

朝晩の絶景と気持ちの良い雪山ハイクが楽しめました。


Another day

大雪原と霧氷
大雪原と霧氷

翌週に今度は日帰りで再訪。

この日はちょっと雲が多かったですが、前回見れなかった霧氷を纏った木々を見ることができました。

眼下に広がる松本平
眼下に広がる松本平

松本平が一望できるところ。空がめちゃめちゃ広い。

そして正面には北アルプスがドカーーーン!

 

今度晴れた日にここで寝転がって一日過ごしたい。

高ボッチ山山頂
高ボッチ山山頂

この日も穏やかだった高ボッチ山頂。

 

信州のど真ん中の山の上にこんなに平らな大雪原があるなんて。また塩尻の魅力をひとつ見せつけられました。


雪上テント泊のガイド山行と日帰りのガイド山行、2つの高ボッチ山でした。

特に泊まりの日の朝の展望が凄すぎて度肝を抜かれました。

 

日帰りでもしっかり楽しめるし、テントを張って夜景や星空を見に行くとか、1dayで雪上でのテント設営講習なんてのもいいかも。

冬は運が良ければ諏訪湖の御神渡が山の上から見られる!?あ、夏の花火はどう見える?

 

って感じでますます期待が広がる高ボッチ山。

ただし冬季以外は普通に車で山頂のすぐ近くまで上がって来られるので、静かな高ボッチを望む方は冬がおすすめです。

 

ぜひ高ボッチ山にお越しの際は塩尻の街に立ち寄り塩尻ワインを!オススメ教えます。

美味しいぶどうジュースもありますよー。


☆ただいま募集中の企画です!!

   

○大迫力の一ノ倉の大岩壁を目指して日帰りスノーシューハイク!

2022年2月6日(日)めざせ一ノ倉沢!谷川山麓スノーハイキング】【あと2名

 

○このブログと同じ行程です!山小屋泊の雪山縦走にチャレンジ!初心者OK。

2022年2月11日(金)~12日(土)はじめての雪山縦走・北八ヶ岳】【あと1名

 

○雪の豊富な裏磐梯でスノーシューハイク2days。

2022年2月18日(金)-19日(土)裏磐梯・五色の沼と黄色の滝

 

○雪の安達太良山を1dayで巡る(前泊必要)

2022年3月3日(木)「ほんとの空」安達太良山】【あと2名

 

○超豪雪地帯!雪の八甲田を歩く。

2022年3月5日(土)スノーシューで歩く雪の八甲田

 

○塩尻の名峰・霧訪山で季節を感じる花登山

2022年3月15日(火),17日(木),19日(土)節分草咲く早春の霧訪山

  

☆4月以降のコースはこちら→「春のガイドメニュー

※上記にない既に満員の企画もガイドメニューからキャンセル待ちの申請が可能です。

 

みなさまのご参加お待ちしております!!