草紅葉の尾瀬を行く ~遥かなる32kmの旅路 ~ その1
※この記事は大半がお客様からご提供いただいた写真で構成されています。素晴らしい写真のご提供心より感謝申し上げます!
紅葉の時期を狙って企画した尾瀬の旅。「2度目3度目の一味違う尾瀬」というようなご依頼を受けて、お客さんと相談の結果、
第一日 移動日。桧枝岐村で合流し民宿に前泊
第二日 御池から尾瀬に入り、燧裏林道を経て尾瀬ヶ原へ、そこから白砂峠を越え尾瀬沼北岸~東岸を抜けて三平下で山小屋泊
最終日 尾瀬沼南岸を進み、途中で道を折れて皿伏山、白尾山へ、富士見峠からアヤメ平へ出て鳩待峠に下山
というルートを設定してみました。
そんな「百名山を素通りし」「尾瀬ヶ原にはちょっと触れるだけ」の尾瀬の旅は思っていた以上に最高な山旅となりました。
day1
桧枝岐の民宿で合流。
今回は尾瀬の山小屋時代からお世話になっている山びこ山荘に宿泊。
夕食の前に歩いてすぐの燧の湯で温泉に入りました。
まぁそれはそれはいい湯ですね、桧枝岐の温泉は。
で、楽しみにしていた夕食!
どれもこれも美味しく、お客さんの満足度も高かった様子。
素朴だけどちゃんと味がある、という感じでしょうか。
正しい美味しさとでもいうのか…
語彙力限界。
でっかいイワナ!頭の骨まで残すところなく食べられます。
この他にも料理が次から次へと渋滞で、全部がそれぞれ美味しくて食べるのが勿体ないほど。
そして締めはこれ、桧枝岐村名物の裁ちそば。
僕が文字で書いたところであれなんでやめときますが、とにかく全部最高でした。
ご馳走様でした!!
この魅力ってちゃんと世の中に伝わってるのでしょうか?
隠していたいけど知ってほしい、そんな桧枝岐の美味しい美味しいお宿です。
day2
ちょっと残念、朝から窓の外は雨模様…。
これまた美味しい朝ご飯をしっかりといただき、お宿を出発。
雨も弱くなりちょっと安心していたところ、尾瀬へ向かう道中で…
空に虹が!しかも森から出てる!しかもしかもダブルレインボー!!
幸運の兆し?
かなりしっかりと濃い虹で、下の濃い方(主虹)と上の薄い方(副虹)の色の配列が逆なのもよくわかりますね。
もし願いが叶うなら…とりあえず雨やんでください。
だが、そう簡単に雨は止まず。
尾瀬御池でレインウェアとザックカバー装着して出発です。
出発早々ツリバナが鮮やかに色づいていました。
すごく立派で美味しそうなきのこ。
ワインレッドの舞鶴草の実。秋らしい色ですね。
補色が鮮やかな御前橘は小さいけどよく目立ちます。
もういっちょきのこ。
歩きはじめて40分ほど。
御池田代に続く2つ目の湿原、上田代に到着。
この頃には雨もやむ。
結局この後は一度も降られず!虹に願った幸運がちゃんと舞い降りました。
見ての通り草紅葉が陽を浴びて輝いています。
花の終わった金光花。寂しげな姿が秋の尾瀬に似合う。
尾瀬の魅力っていつもなんとなく漂うその哀愁だと思うんですよね、個人的に。
上田代の素晴らしい草紅葉。
このゆるーくカーブした木道と奥の色とりどりの森林。
出だしからさっそくベスト景観賞が取れそうな景色に遭遇してしまいました。
たった一枚の葉っぱにこの色彩。
自然には途方もない美が隠れています。
こんどはかわいらしいきのこ。
切り株の上にふたつたたずむ。
うさぎ田代の上の分岐で下りをチョイス。せっかくなんで三条の滝へ。
秋なんで水量少な目ですが、なんとなく「三条」の意味が分かったような。
三条の滝、平滑の滝をあとにし、いよいよ本州最大の湿原、尾瀬ヶ原へ!
その入口の赤田代で、まさかの立金花!
いやいやあんたは水芭蕉と一緒に咲くやつでしょ。
と思ったらこちらは二輪草!
どうなってんの?
真っ赤な山漆を見て今が秋であることを再確認。
ミズゴケに混じってツルコケモモの実が。
よく見るとそこここにたくさんありました。
普通のコケモモよりも遥かに大きな実です。
赤田代を過ぎて見晴が近づくと…
どーーーーん!と尾瀬ヶ原の奥に至仏山。
これもまたまた気持ちの良い絶景です。
前方を見れば視界の先には明日登るアヤメ平。
あと少しで尾瀬で最もにぎわう見晴地区に到着です。
その2へ つづく
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