弥彦山
角田山の余韻も冷めやらぬまま、弥彦にやってきました。それにしてもすごい駅舎。

しばらく登ると、越の文字の着く花を発見!
コシノコバイモ(越の小貝母)です。
越の は越州のと言う意味。小は小さい。
貝母というのは、球根が割れて中から新たな球根が出てくるときに、割れた球根(母)の鱗片が開いた貝のように見える様から命名されたようです。
越の他にも甲斐、美濃、阿波、土佐、出雲と地域によっていろいろなコバイモがあり、どれも希少な種になっています。
お仲間で有名なところだとクロユリですね。

ここが雪国である証明。テングスミレ(ナガハシスミレ)。
実はこの花に蜜を吸いにくる虫はいないんだとか…距が長すぎたんじゃないの?でも一体どうしてそんな進化を…。
でも生き残っているのだからこれでいいのでしょう。

ここまで赤を登ってきました。
今日は緑の道をぐるりと回ります、一旦下って別の登山道で登り返し。その名も”弥彦山花のトレイル”。
※すぐ下に蝶の写真があります。苦手な人はサッと通り過ぎて下さい。

御神廟とは祭神を祀る廟、奥宮のことです。
こちらの御祭神アマノカゴヤマノミコト(天香山命)は、711年に神武天皇の命で越の国に上陸し、海水から塩をとることや、網を使った漁業を住民に教えたとのこと。なんだか素朴な神様ですね。
いまも越後では「おやひこさま」と親しまれているようです。

桜の咲く気持ちの良い陽だまり。気が緩みます。
ここまで結構な急勾配で、ここで一旦ゆるくなりましたが、最後に恐ろしいくらい等高線が詰まっている箇所があります。
読図を少し学んだ人は知っている、尾根の末端の急勾配です。
気を引き締めなおしていきます。

羽織物を脱ぎ捨てるとつるっとした実がお目見え。
雌しべが立派に残っていますが、これもじきにしょぼんとなって花びらや雄しべ同様に融けていきます。
そしてここから実がどんどん成長し、蟻が好む物質がついた種子を撒いて運ばせ、エリアを拡大していきます。
その種子が根付き花が咲くまでに7~8年かかると言うんだから気の長い話です。
おしまい

久々に見るとでかい…!イチリンソウです。
ちなみにニリンソウは一輪から五輪ぐらいまでありますが、イチリンソウは確実に一輪です。サンリンソウは一輪や二輪もあります。
花の名前は
「名は体を表す」じゃなくて
「名は体のとある姿を表すときもあるけども全然違う時もある」
ぐらいに思って下さい。
角田山と弥彦山。充実の春の花の登山でした。
主に太平洋側で生活し、主に関東周辺の山々を歩いてきた自分にとって日本海要素植物はなかなか魅力的で、春にどうしても足が向くのは新潟の山。
短いこの時期だけ!というのも引き付けるものがありますね。
これよりももう少しコンパクトにハンパじゃないカタクリの群落が見れる
同じく新潟の里山・坂戸山の企画は今週末開催です。
東京からの日帰りも楽々可能な山歩きです。
その後は the花登山【5/8-9 花の島・佐渡ヶ島(大佐渡山脈縦走)】も開催を控えています。
ぜひぜひご参加ご検討のほどよろしくお願い致します!