講習会・山で泊まるための道具の話
12月2日に高尾にある『Mt.TAKAO BASE CAMP』(通称:高尾ベース) でテント泊の講習会を実施しました。
写真はお昼にいただいた「ベースキャンプカレー」。
午前中は机上講習です。
まずは導入部分、スライドを見ながら
・テント泊登山とは
・テント泊の魅力
という話を少しさせていただき、その後
・山で(テントで)眠るのは普段と何が違うのか?
・何が必要で何が不要なのか?
などといったことを考えていただきます。
導入部分で考えたことを元に、いろいろな道具をカテゴリー毎にみてもらいます。
一般的な道具と軽量化を意識した道具を並べて、実物に触って、重さを比べたり、大きさを感じたり。
軽量化の結果を数字で見てもらったりしました。
昼食をはさんで、午後はフィールドへ。
近くの山中に入って、
テント(エアライズ1)
ツエルト(スーパーライトツェルト2ロング)
の2つの幕を張り方の手順やコツを説明しつつ、設営していきます。
ポールの扱いやペグの打ち方はやってみないと分からない部分もあると思いますので、少しではありますが経験していただきました。
テントが設営できました。次はツエルト。
連続して行うことで設営の時間、手間、道具の差などの違いがよくわかっていただけたかと思います。
ツエルト設営中。
はじめて行う場所でしたがペグが刺さりやすくて良かったです。
並べて張りました。
中に入って広さの違いや、マットなども投入し実際に寝られそうかを体感していただきました。
おまけでこんなシェルターも張ってみました。
180gの超軽量幕。
信州トレイルマウンテンのストックシェルターPROです。
ストック2本とペグ2本で設営可能。
これも経験と皆さんに入ってもらいました。
「狭い空間って落ち着く」という素晴らしい感想をいただきました。
身長180cmの参加者の方にも入ってもらいましたが、こんな感じです。
生地薄すぎてちょっと透けてます。
といった感じで3つの幕を張っていろいろと体験をしていただきました。
地面は枯れ木や石などもありましたが、厚い落ち葉に覆われてわりと快適にやれました。
道具選びは目の前でパッキングの状態から設営までを行い、実際の使い勝手を感じてみないと分からないことが多いと思います。
設営してみて、広さなどを体感してみての気づきは本物かなと。
本来は人が入って一晩過ごすことによる結露という問題もありますが、今回そこまでは難しいので言葉でできるだけカバーしました。
今回は基本となる考え方から道具の選び方、軽量化の効果、そして設営方法と体験まで、丸一日で幅広くお話させていただきました。
このようなテント泊のための講習はまた1月か2月に開催予定です。
今のところ日時はまだ未定ではありますが、ご興味ある方は是非その時にご参加いただければと思います!
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