秋の尾瀬
9月末の6日間を山小屋をお手伝いをしつつ尾瀬で過ごしました。
入山は尾瀬御池から燧裏林道で小屋のある見晴へ。

こちらはゲンノショウコの白花。
乾燥させたものを煎じて飲む下痢止めの薬草。
証拠(効き目)がすぐに現れるので「現の証拠」という名になったらしい。
どこにでもある花ですが、人も少なく秋のどこか寂しげな尾瀬でひときわ綺麗に咲いていました。

小屋での業務を終えて、下山です。尾瀬沼経由で沼山峠に下山することに。
ここは燧ケ岳からの水が流れるイヨドマリ沢。
トチの実が沢の中に大量に落ちていました、ずーっと流水にさらされれば自然に灰汁が抜けたりするのかなぁ。
今季は春と秋の二度、山小屋の手伝いで尾瀬を訪れました。
そのどちらも例年になく静かな尾瀬でした。
他のエリア同様に尾瀬でも今年は営業を断念した小屋もたくさんあったようです。
さて来年はどうなるのか。
まだまだ多くのことが不透明で力の入れ方も定まりませんが、それでも時は待ってくれず必ず訪れます。
今できる方法で前に進んでおかないとその分遅れを取ってしまうでしょう。
ガイドも同様で、今年は休んでいいよ。ゆっくりしなさい。などという年では全く無かったと思います。
理想的な山と人との関わり方は?自然環境と人間。山小屋と登山者。
山のガイドの存在意義。自分の立ち位置でできることと正しい振る舞いは?
加速する環境や状況の変化と共にその都度アジャストしないといけないこと、今考えるべきことはそれこそ山のように存在すると感じています。
紅葉シーズンが終わると登山シーズンもひと段落し、少し落ち着ける時間が来ます。
今年は例年以上にその「落ち着ける時間」の使い方が重要になる年だと思っています。
そして来年はより理想的な形で、山に、尾瀬に関われることを願っています。