鹿島槍ヶ岳
8月中旬。奥穂高に続き、今回は扇沢にやってきました。
嬉しい青空!扇沢を出発です。
柏原新道もとてもよく整備された登山道です。
ありがたい限り。
湿原じゃないけどモウセンゴケがあったりします。
ネズコ!すごい曲がってます。
普段見慣れているまっすぐな杉やヒノキの仲間とは思えませんがヒノキ科の仲間です。
別名はクロベで、あの黒部の語源もこの木だとか。
("黒部"には他にアイヌ語の魔の川を示すクルベツや暗い川のクンネベツが語源の説もある)
ちなみにクロベは漢字だと黒い檜で黒檜です。
中国渡来の唐糸のように美しいので唐糸草。
しばらく登って後ろが開けると、針ノ木岳と出発地点の扇沢駅が見えました。
傾いちゃってますがケルン。
ここから種池山荘が見えるとのことですが…
見えました!
(稜線の右の方です)
今日はあそこまで。頑張りましょう!
結構細かく地名がついています。
駅見岬は名前のまんま扇沢駅が見えました。
白い花はリョウブかな。
タケシマランがたくさんの実をぶら下げていました。
なんでこの草は花も実も隠すのか?
水平になったところはシンプルに水平道。
ヨツバシオガマ。もう花の時期も終盤ですがよく咲いていてくれました。
シモツケの草本版、シモツケソウ。
花火のようです。
今は花よりも実の時期ですね。サンカヨウの実です。
可食ですがここでは食べてはいけません。
ちなみにブドウみたいな味です。
この辺りは今が時期の花。
やっぱり実の時期ですね。
イチゴなんでもちろん可食です。
○○イチゴという名前の実で有毒なものはありません。
毒苺と呼ばれるヘビイチゴももちろん食べられます(おいしいかどうかは別)。
シロバナノヘビイチゴに関しては女峰、とちおとめ、あまおうなどと同じオランダイチゴ属=ストロベリー(草本)です。
このベニバナイチゴは属で言うとキイチゴ属(木本)です。
標高差1130mを難なく登り切り種池山荘に到着しました。
第一日目終了!お疲れ様でした。
小屋のすぐそばには小さな池。これが種池。
小さなサンショウウオらしきものがたくさんいました。
茎に触れると顔が剃れるカミソリのような感触のミヤマコウゾリナ。
実際には全然切れません。
明日はこの道標の通り、爺ヶ岳→冷池山荘→鹿島槍と進みます。
day2
昨日は小屋到着後、ガスがあがってきてしまい。
爺ヶ岳も鹿島槍もほとんど見えませんでした。
今朝は空気もすっきりして小屋前から爺ヶ岳(南峰)が見えてます。
出発し少し登ると靄の中に剱岳が姿を現しました。
進む先には鹿島槍ヶ岳。山頂部分に雲がかかっていますが、とれるのも時間の問題でしょう。
足元ではウラシマツツジの紅葉が始まっています。
爺ヶ岳の中峰から南峰を見ると奥には針ノ木岳と蓮華岳。
爺ヶ岳の最高峰中峰に到着です。
目指す鹿島槍ヶ岳の全貌が見えました。
ナナカマドも実の時期です。
これは実が上を向くウラジロナナカマド。
こっちは実が下を向くタカネナナカマド。
葉っぱの感じも結構違います。