立山連峰縦走
〜薬師岳・五色ヶ原・立山〜 その4

五色ヶ原のレベルから少し下がると迫力の崖崖崖!!
大きな階段状になってます。
これがかの有名な「立山カルデラ」の縁ということですね。
ただし、立山カルデラはいわゆる火山活動による陥没でできたものではなく、浸食カルデラとのことです。
火山活動と直接的な関係はないので正確にはカルデラとは言えないということでしょうか?
カルデラと呼ぶことに反対する専門家の方も居られるようです。

よく読めませんが、ここがザラ峠。
佐々成政のかの沙羅沙羅越えの舞台です。
佐々成政の家紋は棕櫚(シュロ:ヤシ科の植物)ですが、すぐそばにそのシュロを名の由来とするシュロソウがあったのは偶然でしょう。
こんなところを厳冬期に越えて浜松まで行ったのに、家康に願い届かずとぼとぼ同じルートを戻るって…。戦国の世はあまくないですね。
歴史とロマンのザラ峠です。

蛇行して流れるのが湯川谷。この湯川谷の先にはかつて立山温泉があったが、昭和44年の豪雨で被害を受けて閉じてしまったとのことです。
アーネスト・サトウやウォルター・ウェストンも入ったらしく、新田次郎の『剱岳・点の記』にも登場します。
獅子岳の少し手前で撮ってみたパノラマ。左右の〈 〉を押すと山名が表示されます。

ヤマダイモンジソウは改めてよく見ると黄色、緑、白、赤の配色が鮮やか。
黄色が花托、緑が萼、白が花弁、赤が葯ですね。
花弁のアンバランスさがただものじゃないと思わせるところでしょうか。

石畳とコンクリートの道を下り、室堂エリアに到着です。
これが日本最古の山岳宿泊施設と言われる立山室堂。
「室」とは宿泊所。「堂」は宗教的施設の意味。
室と堂をあわせ持つ建物が室堂です。
平成7年に解体修理を終え、現在内部は展示室になっています。
展示物よりも建物をよくを見ましょう、およそ300年前にここにこんなものがあったと思うと驚きです。

受付を済ませ部屋に入ると、おお!
雄山がすぐそこに!窓からの景色がまるで絵画です。
ここは水も豊富でお風呂もあるし、ビールは安いし天国です。
と、ここでお客さんと相談し、今回の山旅はここまでで終了としました。
大日岳はまた別の機会にということで。
時間もあったので部屋で行動時の消費カロリーと行動食で摂取すべきエネルギーの考え方をレクチャーしました。真面目!