午後から高尾山へ
「そろそろあの花咲くころかなー」
夕方から京王線沿いで用事があるので、ついでに高尾山にでもいってみよう。
そう思ってた前日。
翌朝。
けっこうしっかりと雨が降ってる……残念。今日は夕方まで事務仕事と決め込む。
朝から昼前までパチパチとやってると…なんか少し空が明るい感じがしてふと気が変わる。
「行こう」
さささっとパッキングして12時過ぎに家を出る。13:30高尾駅到着!
あまりお手本になる行動ではないけど、こんな時間に思い立っても急に行けるのが高尾山。
今日はまず蛇滝をめざして線路沿いを西へ、甲州街道から西浅川の信号を裏高尾方面に入ります。

今の大河の主役、明智光秀。その明智家の家紋はこの花をモチーフにした「桔梗紋」です。
ちなみにあの坂本龍馬の坂本家も「組み合い角に桔梗」という桔梗を用いた家紋です。
高い山には○○ギキョウというのがいくつかあるけど、これはシンプルにキキョウ。

すぐそばに古い道標がありました。
左は「高尾山道」とあります。少しめり込んでますが。
右は「高尾山新四國八十八?道」。一文字判読できません。
高尾山内八十八霊場のことかなと思うんですが、ここは出発点ではないはず。どこから回っても良いってことなのでしょうか?

行ノ沢沿いの蛇滝コースを進むと、上空の濃い霧せいかなんだかめちゃめちゃ暗い!
水行道場に近づくと大師像が3体現れました。
雰囲気あります。
四角い石には左から第七十五番、第六十九番、第七十番と書かれています。
このような大師像(全て弘法大師空海の像)が高尾山内八十八箇所に建立されており、高尾山でお遍路をすることが可能です。
でもなぜ並びが75,69,70?そんな疑問を持った方は是非、高尾山内八十八大師めぐりにチャレンジしてみて下さい。疑問が解決するとかしないとか。

さぁ次の目的地に向かいましょう。
結局水行になってきたので、とりあえず舗装路だし折り畳み傘で対応。ザックカバーも着けて万全です。
霧の一号路、走っている方がけっこういました。あとは観光の方々。
今日は自分のような登山スタイルは稀でとても静かな高尾です。
一号路をサクサク進み、男坂の階段を登ります。煩悩の数108段と説明書きがあるので、なんとなくいつも段数を数えてしまいます。
1,2,3………63,64,65,ろくじゅう 「ケーブルカーってこっちですかー!」
!!!!
「あ、はいそうです」
…急に道を聞かれて数飛んじゃいました。
思えば本日山中で話しかけられたのは後にも先にもこれ一度だけ…
最後まで段数を数え切れたためしがありません、本当に108段なのでしょうか。

…と思ったらかろうじて一輪だけ咲いていました。
レンゲショウマです。
もしかすると本当に最初の一輪だったかも知れません。
やっぱり思い立ったら来てみるものですね。
時期はまだ早めでしたが、目的達成。
白紫のグラデーションのところが花弁、その外側の開いているところが萼(がく)というのですが、この雨のせいなのかすぐそばに何枚か萼が落ちていました。
本来レンゲショウマの萼はもっとたくさんあります。
※レンゲショウマは東京都では絶滅危惧1A類(ごく近い将来絶滅の危険性の高い種)に指定されています。

そろそろ琵琶滝かなーってところで、なんか知っている甘い香りが。
まさかこの時期に…
と思いましたが、そのまさかでした。
カツラが紅葉し甘い香りを発していました。
雨で落ちたのかそれとも自然に落ちたのか?
10月頃にこの付近で落葉して香るのは知っていますが、この時期の高尾では普通なのでしょうか?
それとも寒さと梅雨のどんより天気の影響か。
もし見つけたら嗅いでみて下さい、緑のものは香りません。

という感じで後半は花はあまりなく、蕾にまた来いよと言われた感じの下山でした。
高尾駅からここまで約3時間の登山。
十分に山登った感じありました。
極ありきたりな感想ですが、高尾山いい山です。