午後から高尾山へ
「そろそろあの花咲くころかなー」
夕方から京王線沿いで用事があるので、ついでに高尾山にでもいってみよう。
そう思ってた前日。
翌朝。
けっこうしっかりと雨が降ってる……残念。今日は夕方まで事務仕事と決め込む。
朝から昼前までパチパチとやってると…なんか少し空が明るい感じがしてふと気が変わる。
「行こう」
さささっとパッキングして12時過ぎに家を出る。13:30高尾駅到着!
あまりお手本になる行動ではないけど、こんな時間に思い立っても急に行けるのが高尾山。
今日はまず蛇滝をめざして線路沿いを西へ、甲州街道から西浅川の信号を裏高尾方面に入ります。
途中、駒木野庭園に寄っていくことにしました。
とりあえず真っ先に蓮池へ。
一番開いていたのでもこの感じ。
この時間だとハスの花はもう閉店作業中です。
ハスの花を見るなら早朝に来ましょう。
これはまだ一度も開いていない蕾でしょうか。
まんまる。
この花は庭園内だけではなく、この周辺にたくさん咲いていました。
繁殖力強め。
園芸品のアジサイもたくさんありましたが、あんまり見ている時間もないのでさらっと。
これは「伊豆の華」という名前がついていました。
今の大河の主役、明智光秀。その明智家の家紋はこの花をモチーフにした「桔梗紋」です。
ちなみにあの坂本龍馬の坂本家も「組み合い角に桔梗」という桔梗を用いた家紋です。
高い山には○○ギキョウというのがいくつかあるけど、これはシンプルにキキョウ。
駒木野庭園を出て車道を進むと道端にはヒメヒオウギズイセンに混じってムラサキツユクサが。
高尾山に突き刺さる圏央道をくぐると蛇滝の入り口はもうすぐです。
蛇滝の入り口に到着しました、雨は霧雨。暑くもなくいい感じです。
できれば今日はこのまま水行にならないといいけど。
すぐそばに古い道標がありました。
左は「高尾山道」とあります。少しめり込んでますが。
右は「高尾山新四國八十八?道」。一文字判読できません。
高尾山内八十八霊場のことかなと思うんですが、ここは出発点ではないはず。どこから回っても良いってことなのでしょうか?
行ノ沢沿いの蛇滝コースを進むと、上空の濃い霧せいかなんだかめちゃめちゃ暗い!
水行道場に近づくと大師像が3体現れました。
雰囲気あります。
四角い石には左から第七十五番、第六十九番、第七十番と書かれています。
このような大師像(全て弘法大師空海の像)が高尾山内八十八箇所に建立されており、高尾山でお遍路をすることが可能です。
でもなぜ並びが75,69,70?そんな疑問を持った方は是非、高尾山内八十八大師めぐりにチャレンジしてみて下さい。疑問が解決するとかしないとか。
おお!急にでました、イワタバコ。
きれいですねー。小さいし下向いてるしで写真撮るのは大変。
今日の目的のひとつめ達成です。
標高をあげると共にかなり霧が濃くなってきました。
ついさっきまで家で事務仕事をしていたとは思えないほど深い山にいる気分。近くていい山だなー。
霞台園地まで登るとヤマユリがドカンドカン咲いていました。
さぁ次の目的地に向かいましょう。
結局水行になってきたので、とりあえず舗装路だし折り畳み傘で対応。ザックカバーも着けて万全です。
霧の一号路、走っている方がけっこういました。あとは観光の方々。
今日は自分のような登山スタイルは稀でとても静かな高尾です。
一号路をサクサク進み、男坂の階段を登ります。煩悩の数108段と説明書きがあるので、なんとなくいつも段数を数えてしまいます。
1,2,3………63,64,65,ろくじゅう 「ケーブルカーってこっちですかー!」
!!!!
「あ、はいそうです」
…急に道を聞かれて数飛んじゃいました。
思えば本日山中で話しかけられたのは後にも先にもこれ一度だけ…
最後まで段数を数え切れたためしがありません、本当に108段なのでしょうか。
そんなこんなで目的地に到着………
あった!けど!まだか!
駒木野庭園のハス以来のまんまる…。
…と思ったらかろうじて一輪だけ咲いていました。
レンゲショウマです。
もしかすると本当に最初の一輪だったかも知れません。
やっぱり思い立ったら来てみるものですね。
時期はまだ早めでしたが、目的達成。
白紫のグラデーションのところが花弁、その外側の開いているところが萼(がく)というのですが、この雨のせいなのかすぐそばに何枚か萼が落ちていました。
本来レンゲショウマの萼はもっとたくさんあります。
※レンゲショウマは東京都では絶滅危惧1A類(ごく近い将来絶滅の危険性の高い種)に指定されています。
近くにはネジバナやオオバギボウシも咲いていました。
スマホでがんばってピントあわせたネジバナ。花は揺れるし手は震えるし限界。
どんどん雨が強くなってきますが、せっかくきたので登頂していきます。
もはや誰もいません。
帰りは六号路を選択。
汚れたくはないけど、歩きたいのはこの道。
そろそろ琵琶滝かなーってところで、なんか知っている甘い香りが。
まさかこの時期に…
と思いましたが、そのまさかでした。
カツラが紅葉し甘い香りを発していました。
雨で落ちたのかそれとも自然に落ちたのか?
10月頃にこの付近で落葉して香るのは知っていますが、この時期の高尾では普通なのでしょうか?
それとも寒さと梅雨のどんより天気の影響か。
もし見つけたら嗅いでみて下さい、緑のものは香りません。
カツラの匂いを嗅ぎながら歩いていると琵琶滝に到着。
情緒あります。
タマアジサイの蕾です。
これの開くところをずっと見ていたいです。
続けて、ウバユリの蕾。
これも開くところ見ていたいですねー。
という感じで後半は花はあまりなく、蕾にまた来いよと言われた感じの下山でした。
高尾駅からここまで約3時間の登山。
十分に山登った感じありました。
極ありきたりな感想ですが、高尾山いい山です。
で、高尾山口から乗り換えなしで飛田給へ!
夕方からはこれです!!
Jリーグです!
味の素スタジアムでは観客を入れてのJリーグが再開です。
今日のカードは
J2リーグ第5節 東京ヴェルディ×ヴァンフォーレ甲府
スタジアムでの観戦は2/8のフジゼロックススーパーカップが最後だったので、約5ヶ月ぶりでした。
いよいよJリーグが戻ってきました。