ガイド再開!【岩手県4座トレーニング山行】
長い長い停滞期間を経てなんとかガイド業務再開となりました。
前回のガイドは3月末日のミツマタが咲く丹沢でしたので、ほぼ3ヶ月ぶり。
仕方なくですが立ち止まることを余儀なくされたこの期間は、今思えばとても貴重な時間だったように感じています。
今回のガイド依頼は、
かねてから7月末に北アルプスの長ーいルートのガイド依頼をいただいているお客さんから。
その大きな目標「折立~薬師岳~五色ヶ原~室堂~称名滝縦走」に向けて、この自粛期間に落ちたであろう体力と歩行技術の確認を兼ねたトレーニング山行です。
今回は、行きたい山を元に素案をお客さん自身に作っていただき、僕が無理のないような登山計画を仕上げるというパターン。
自主的な発案をベースしたこの計画の立てかたはオーダーメイドのガイドだととてもいい進め方だと思っています。
計画を考える時間って必ず地図を見ますしね。地図を見ないで計画もガイド任せというのは、ちゃんと山と向き合えないし、もったいないと思います。
で、今回は東北は岩手県の山々
・兜明神岳
・早池峰山&薬師岳
・焼石岳
とのご依頼。良い時期の早池峰山!素晴らしいチョイスです。
兜明神岳は標高差240mのショートコースで、そして山頂は名前の由来でもある兜のような岩場です。
余裕があったらお隣の岩神山に足を延ばせばまぁまぁいい時間歩ける山。
久々の登山はまずこのあたりからでしょう。
早池峰山&薬師岳は、早池峰山の標高差670mを往復しさらに同じ登山口(小田越)から登れる標高差400mの薬師岳も登る、という計画ですが、この薬師岳はきつかったらパスできます。
670mの山を上り下りした後に(既に下山地点にいるのに!)更に400mに挑めるか。そこでメンタルが問われる計画です。
縦走路に置き換えると「けっこう歩いてからの400mの登り返し」というイメージでしょうか。
そして最後の焼石岳、標高差は1,150mほどで長い行程になりますが急登や難所はなく、体力勝負の山です。
縦走登山だと勾配はゆるくだらだらだけど長い…っていうのよくありますからね、これも登山口からの往復登山ですので、途中で引き返すこともできます。
連日の登山だと3日目にけっこう疲れが出るのでそのシミュレーションにとても良い設定です。
歩ききれれば大きな自信になりそうです!
そんな感じで、ほとんど計画を修正する必要もなく登山計画は完成!
前置きが長くなりました、ここからガイドレポートになります。
すいません!長くなりますので次回へ続きます。